Art Island Akane Biennale 2024
「審査員特別賞」作品
この作品は、山口県の茜島(野島)に寄贈となり、永年展示となっております。
本作は、猫をモチーフにした作品です。
二匹の猫、「はな」と「まろ」。
そのうちの「はな」が心に映し続ける、「まろ」の姿をかたちにしています。
たとえ片方が先にこの世を去ったとしても、
共に過ごした時間や、見つめ合った記憶は消えることなく、
残された者の中で静かに、生き続けていく。
肉体はやがて朽ち、土へと還る。
しかしその土から植物が芽吹き、
命は姿を変えながら、絶えることなく巡っていく。
自由気ままに、しなやかに生きる猫の姿は、
「どう生きるか」を言葉ではなく在り方で示す存在でもあります。
まるで、自分自身を生きることを教えてくれる先生のように。
「はなのみたまろ」は、
別れの悲しみの先にある記憶の温もりと、
命の循環、そして生きることの自由さを
そっと見つめ直すための作品です。





